平成27年2月15日に野鳥の研究者であり、野生動物救護の会会員でもある藤井幹さんを講師としてお招きして、野鳥の羽根についてお話していただきました。当日は34人の方が参加してくださいました。その中には先日、羽標本作製のお手伝いに伺ったくず葉の家の方たちもいらっしゃいました。
お話の内容は、基本的な羽根の構造、羽根の形態に特徴がある野鳥、顕微鏡でみるミクロな世界のお話までたっぷり羽の魅力や不思議について知る事ができました。特に藤井さん所蔵の羽根コレクションがすごかったです。形が変わった羽根、とても大きな羽根、羽根をあしらった民芸品など普段手に取ったり、目にできない貴重なものを皆さん興味津々で見ていました。
この勉強会を通じて、野鳥をもっと身近に感じてもらえたら、幸いです。


以下、感想を一部紹介します。

・ たくさんの実物標本を使って説明していただいたので、種や部位による羽毛の違いがよく分かりました。顕微鏡での観察にも挑戦してみようと思
  います。

・ 羽根に関しては第1人者である藤井さんのお話は、大変有意義でした。野鳥は観ていても羽根のことを詳しく知る機会があまりなかったので、目
  からウロコでした。
たかが羽根、されど羽根。救護の会の方と知り会えて今回の講演も知りました。これからの野鳥観察の視点が変わると思います。今日はありが
  とうございました。

・ とても分かりやすかったです。顕微鏡レベルの話になると日常で活かすことは難しい気もしますが・・・。落ちている羽根に意識が向くようになりで
  す。

・ 羽根の基本から識別までの話とても参考になりました。
多数の展示品等初めて見る物ばかりでとても楽しい講習でした。

野鳥の羽勉強会「たかが羽、されど羽」報告
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