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平成27年度 野生動物救護ボランティア講習会

今年の野生動物救護ボランティア講習会は、6月20日(土)・21日(日)に神奈川県自然環境保全センター・神奈川県獣医師会・野生動物救護の会の共催で実施されました。

40名の募集に対して多数の応募があり、両日の講習会に参加されました。毎年募集人数を越える応募があることから、県民の野生動物救護への関心の高さがわかります。今年度は男性の参加は少なく8割以上は女性でした。また小学生も数名ありました。20日は晴れ、21日は小雨の天気でしたが予定通りに無事終了しました。

講習会の内容は「野生動物救護の理念と目的」「野生動物を扱う際の衛生管理」「野生動物関係の法規」「野生動物救護の現状とボランティア活動」「応急処置と搬送 幼鳥の食性と給餌」「ボランティア活動の実際」「体験と見学」です。受講者はどれにも熱心に耳を傾けておられ、ますます救護活動への思いを深めたものと思います。

野生動物救護の会からは12名がスタッフとして参加し、いろいろな活動を積極的に行いました。また救護の会のパンフレットや誤認保護と救護原因のチラシやランナーの展示紹介を行いました。それに各種グッズも展示し募金をされた方に差し上げました。救護の会が中心となって実施した「体験と見学・ボランティア活動の実際」に、受講者は特に興味を示し関心を寄せていたように思います。

これから3日間の自主研修で救護活動の実際を体験されて、多くの方がボランティア登録をしてくれるものと期待しています。さらに野生動物救護の会にも加入していただき、野生動物救護を通しての自然環境の保全活動に一緒に取り組んでいければと願っています。